大正5年11月、竹久夢二は東京から京都に移り住みました。関西で暮らした期間は2年。決して長くはありませんが、人生の中で最もロマンチックな場面に富んでいるとして、夢二はこの時期を「京都時代」と呼んでいます。
個展の成功や恋人・彦乃との同棲生活が彼の人生を幸福で彩りました。しかし、夢二に多くをもたらした京都時代は、同時に難病による彦乃との別れという大きな喪失感も与えた時期でした。
夢二は京都で何を考え、何を思ったのか。当館のコレクションの中から、関西に関わるものを選び、夢二の京都時代をご紹介したいと思います。
